神奈川県は、小5で岐路に立つ
2023.05.10
20年以上、塾をやっていて思うことです。
神奈川県は、小5で岐路に立つ。
神奈川県では「高校受験での内申点のウェイトが重い」
10%枠のように、だいぶ改良されたとはいえ
私立高校の大半は「内申点で決まる」ので、
やはり内申点のウェイトは重い。
難関中学受験を考えている生徒は「小3くらいから動いている」ので
あまり関係ないのですが
そうでない生徒にとっては「小5が岐路」になっていると思う。
「公立中学校で成績内申点をとるための準備を、塾で小5からする」というのは
全国でも神奈川県だけではないだろうか?
少なくとも特異な状態になっています。
それゆえ中学受験にシフトする方も多い。
日大日吉、桐光、山手学院でも「オール5近い成績が要求される」のであれば
「中学受験でもっと上位を狙う」「中学受験で、そのあたりに入っておいた方が良い」と考えるのは、きわめて普通のこと。
要領よく、学校の成績をとれるのであれば良いですが、そうでなければ・・・
公立高校も一部の学校だけ進学実績が良くなっていますから、
そこに届けば良いのではないか?
一部の学校へいけないとどうなるか?なんか進学実績がちがいすぎないか?
公立上位校へ行く生徒の中には、中学受験に失敗し「捲土重来を期す」というパターンもある程度、定着していますから
公立上位校を狙うならば、中学校から一生懸命にやっても「時すでに遅し」感はあります。
だから小5がターニングポイントになっていると思うのです。
「小5」本人はまだ何もわからないと思うので、保護者がある程度誘導してあげるしかないと思います。