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塾長ブログ

子供の未来を守るには

2025.05.25

 

 

教室は英検の準会場なので、(英検3級〜2級)を受けることが出来ます。

 

いま

 

ちょっと前では考えられないことが起こります。

 

リスニング中に「聞こえなかった」とか

 

リスニング中に「トイレいっていいですか?」とか

 

2〜3年前までは、こんなことをいう生徒はいなかった。

 

 

考えずに行動している人が増えた。

 

 

数学を教えていても、教室に入ったばかりの生徒は

 

公式覚えて、それにはめて答えを出す。

 

まず考えて「さて、どうしようか」という行動がない。

 

試行錯誤するという経験がないまま、中高生になっているのだ。

 

 

これ内申点競走がはげしい

 

神奈川公立中学では「『試行錯誤』なんてしないで結果を出す」ほうが楽

 

のように思っている生徒が多数なので

 

「それが勉強」とはっきり言い切る子も多数派になっている。

 

 

40年前くらいまでは「学校が試行錯誤してみよう!」のようなことをやっていて

 

ゆとり教育はそのために設計されたものだったのだけど

 

すでにこの時代、先生方が忙しくさせられすぎて

 

本来の目的である「これ考えてみようか!」のような授業をすることはなく

 

今と同じように「これ覚えましょう(楽ですけどね)」のような指導を続けた結果

 

学力低下した。

 

 

なのでゆとりをやめ

 

今度は、どんどん指導内容を増やし

 

どんどん詰め込み暗記のような指導が繰り広げられるようになり

 

中3、全国学力テストで

10%の食塩水を1000グラムつくるのに必要な食塩と水の質量はいくらか?

という出題。

「食塩100グラム」「水900グラム」と正しく答えられたのは2012年では52.0%。

1983年の正解率は69.8%だった。

 

29年で全体の正解率が20%弱低下するのは異常事態だ。

 

 

ここに暗記を強要して考えさせない

 

という日本の教育の闇の部分が見えてくる。

 

 

神奈川県といわず全国の高校受験は成績内申点が必ず使われる。

 

そうすると暗記して結果を出したほうが楽である。

 

高校受験で結果を出せれば、それは多感な時期ですから、それはそれは嬉しいと思う。

 

でも大学受験は試行錯誤して考えさせる問題が多い。

 

社会であっても「あなたが北条時宗だったら、元寇に対してどのように対処しますか?」のような問題

 

すぐに「これ、どうやったらいいですか?」

 

という子が答えられるか?

 

大学受験ではなくても、「未知のことに対処する」ということは

 

社会人になってからも、頻繁に遭遇することだ。

 

 

今の日本の教育システムだと、自立して生きていける人が育ちにくい。

 

多くの塾も学校や受験結果で評価されるから、

 

暗記主体の授業で結果を出しにくる。

 

その方が授業スキルとか必要ないし、

 

公立中学の内容だと、その方が楽なんですよね。

 

学校も班に分けて討論みたいなことをやってますけど

 

今の政府と同じで「機能はしておらず、やってる風」をしているだけに見える。

 

 

教員試験の倍率もどんどん下がっていて

 

試行錯誤させるような高度な授業を組み立てられる人材が入ってくるのか?

 

 

子供の未来を守るには、自分達で行動するしかないのかも知れませんよ。