パターン暗記か、自力で考えていくか
2025.01.13
算数(数学)を指導していると
パターン暗記で結果を出す生徒の方が
成績や高校入試結果は良かったりする。
出題パターンをとにかく覚えて対処していく。
演習量というわけだ。
ところが
中学受験と大学受験は
これ聞いたことないわ、とか、見たことないわ
のような、問題が出題される。
小学校に完全数とか面心立方格子の充填率とか
説明書きがあるとはいえ
緊張状態にある小学生がこれをやりきるのは
簡単ではない。
パターン演習が通用しない。
未知のものを基礎知識で考えて何とかしてみなさい
のような感じ。
中学受験と大学受験は昔とはだいぶ様変わりしている。
パターン暗記に慣れてしまった子には、かなり「難しい」だろう。
「考えないで答えをだす」方が楽なので
パターンを覚えて対処に傾くのはわかるんですけど
高1くらいまでは、それでも通用するかもですが
高2以降、おそらく急に成績が下降線をたどる。
数列とかベクトルは「意味がわかっていない」と危ない。
ベクトル(線型代数学)は自由度が高いので、パターンが通用するのは最初だけだ。
冒険心が必要というか
見たことない問題でも「大丈夫だろ!」のようなメンタルで
立ち向かわないといけない。
研究職ならば必要な力。
一緒に研究してくれる仲間を求める教授が
入試問題を作成することが多いから、
こうした傾向になるのは当たり前で
今後もこの傾向は続くと思われる。
集団で同じ答に向かわせていたら、
そう刷り込まれますよね。
理系教科はパターン暗記だと限界をむかえるのが早くなります。