「一生懸命練習しなさい!」とは言わない。
2023.05.23
教室は「ゆるい」というイメージが定着しているようだが
生徒人数が30~40人前後で、あの進学実績を出している。
中学受験とか問題が難しいので
「きびしい練習をしなければ合格なんて無理ではないか」って
思っている保護者は多いと思う。
じゃあ、きびしい練習をしたとして、中学受験算数のハードな「水のニュートン算」とか「速さの比で処理する問題」とか出来るようになると思います?
「授業した次の日までは出来る」とかダメですよ。
2~3か月たっても「自力で解ききれるようでないと意味がない」
教室では「その子のペースで、楽しく理解できる」を目指す。
だから大手の中学受験塾から転塾してくる生徒は「ゆるくね、ここ」と思うはず。
「きびしい練習を『我慢してやる』」という指導を受けてしまうと、
マイペースで楽しくやってきた生徒に負ける可能性が高い。
「きびしい練習を『我慢してやった』」先にゴール(終わったー)ってあります?
中高一貫の進学校で、合格した「もういいや」って思ったら危ないですよね?
入試でも難関中学の問題、算数なんて『我慢して』解ける問題ではない・・・
さらに高校内容に入ってから、壁が一気に高くなるので
たとえほどほどの難易度の問題であっても、いつも「自分の力で解ききって、自信をつけてきた生徒」と
受験の勝敗に関係ない「えらい難しい難易度の問題をきびしくやらされてきた生徒」と
どちらが、
高校以降の内容であっても興味をもってやってくれると思いますか?
ほどほどの難易度の問題であっても、自分でやりきってきた生徒の方が
高校内容を楽しく練習し、大学受験でも結果を出している。
別に偏差値の高い大学を目指しているのでなく、
自分が楽しく学べる大学を、誰かに出なく自力で選べるようにもなる。
だから「きびしい練習を『我慢してやる』」のようなことはしていない。
進学校の上位の生徒で「我慢して勉強している」生徒なんていないのでは?
彼ら彼女は楽しくやっているから結果を出しています。