高2で文理に分かれる。魅力的だけど。
2023.12.04
高校の中には
高校2年生のスタート時点で
文系クラスと理系クラスにわかれるところがあります。
高校2年生から数学と理科やらないですむじゃん!
のようにお考えになると思います。
数2Bは残る高校はあります(進学校)。
たしかに高校2年生以降、数学と理科系科目の負担は減るのですが
実は高校1年時が大変なことになります。
何が大変か?
理科基礎3科目(物理基礎、化学基礎、生物基礎)を
「高1で全て終えなければならない」のです。
生物基礎はまだ暗記でクリアできるものの
物理基礎 と 化学基礎 は、学校により差はあるものの
中学校までの理科とは比べ物にならない大変さです。
しかも高1でいっぺんにやらなければならない・・・
これ結構盲点です。
文系型の生徒にとっては「高1で運命が決まるくらいの覚悟」をもたねばなりません。
「そんな大げさな」と思われるかもしれませんが
高1で評定平均「3.2」とかやらかすと「学校指定校推薦で、行きたいところは残ってない」です。
資料に「明治大学 国際〇〇 3.8」と言っても、これは推薦基準であり、評定4.3の生徒が来たら終わりです。
評定も「高1から高3の夏前までの成績」ですから、中学校の内申点確保よりきびしい。
「高1 3.2」→「高2 4.0」→「高3 4.0」でも、
平均評定3.733・・・ですからOUTです。
是非、その子の適性を見て考えてください。
附属でない高校で、総合型入試(推薦系)を狙うのであれば「高1」が勝負です。