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塾長ブログ

高校選び→学校指定校推薦の現実

2023.10.12

 

ちょうど中3生の進路面談が終わった時期。

 

高校を選択するとき「大学進学実績」を指標にすることも多いと思います。

 

その中でも「学校指定校推薦を利用出来ないかな?」と考えることも多いはず。

 

この推薦という制度、高校受験と大学受験ではだいぶ違います。

 

 

 

まず高校受験の場合

 

私立高校は成績基準を満たせば、ほぼ100%合格です。

 

成績も神奈川県では、多くは中3(中2の後半からは少ない)の成績内申点で決まります。

 

 

 

ところが大学受験の場合

 

高校1年(最初から)〜高校3年の夏休み前までの成績で決まります。

 

成績基準が4.0のように記載されている場合、2年半トータルの成績が4.0以上であれば、推薦基準を満たしているので出せることは出せるのですが

 

成績基準4.1の生徒がきたらOUTです。

 

 

 

例えば、明治大学理工学部4.0であっても

 

実際には4.0でいけることはなく、

 

高校にもよりますが、5段階の成績で4.3〜4.4、年によっては4.5のような成績が必要になります。

 

4.5は、高1の成績で4.0とかやってしまうと、高2でオール5を確保しないといけなくなるため、現実的には避ける判断をしなければなりません。

 

 

 

高1は、私立高校であっても文系と理系のクラス分けがありません。

 

公立高校は、高2まで数学があります。

 

1例ですが、全員が「英語」「国語」「数学ⅠA」「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「公共」「日本史」「技術家庭科」「保険体育」「音楽」

 

のように文系と理系の教科両方を課されることになります。

 

科目がとにかく多い。

 

ここで全教科でオール5近い成績を確保しないと、

 

難関大学の指定校推薦はとれません。

 

 

 

進学校(偏差値にして65〜70)で専修大学3.5のような記載があっても、

 

上から下りてくる生徒がいますので

 

現実には「3.9」とか「4.0」くらいになったりします。

 

 

 

進学校は学校指定校推薦がたくさんある

成績内申点が良かった生徒が、みんなそれを目当てに入学

熾烈な指定校推薦争いになる

 

ということです。

 

 

 

 

高1で失敗すると、学校指定校推薦は避けざるをえなくなります。

 

まだ、自己推薦やAO入試、公募推薦がありますけど、

 

成績不問の場合、難関大学だと

 

自己推薦ならば教授の前で自己表現、小論文、面接のような、かなりきびしめのセレクションがあります。

 

 

 

進学校の合格実績を見ても「東海大学」の合格人数が多いのは、国公立大学や難関大学をあきらめ、そこに落ち着くことが多いからです。

 

きっと入学当初はそんなことは思い描いていなかったはず。

 

 

きびしいことを書かせていただきましたが、

 

メディアに出てくる情報は、ほんの極一部の大成功(偏差値45から慶応とか)の例であって、

 

現実は失敗することが大半です。

 

 

 

国公立大学は高1の冬には、チャレンジ出来るか出来ないかが決まる

 

というのは、決して誇張表現ではありません。

 

 

 

弘前大学なんて、田舎の国立大学なんて、なめていると痛い目にあいますよ。

 

いまは上京せずに地元受験を選択する生徒が多いので、県内の優秀な生徒がこぞって受験するので、そんなに甘くはありません。

 

横浜国大のように首都圏の国立大学はさらに熾烈な競争が待っています。

 

 

 

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