映像授業って「わかる」けど「出来る」までいかない
2025.02.04
Yの進学◯ラブをやっている生徒が
よく来るのですが
こちらの動画、たしかに良く出来て「わかりやすいな」と思い
感心もするのですが
映像授業全般にある弱点に気づく。
断片的に基礎内容は覚えているのだけど、
テストしてみると出来ない。
「わかる」のだけど「出来る」までいかない。
かなり出来る生徒は、この壁をのりこえることもあるが
それでも、中学受験の速さを比で処理するような問題(わりと面倒)はだいぶあやしげだ。
いまの理科は浮力の問題とか、数学の体積が普通に出てしまうのですが
密度と体積の関係が、意外と分かっていない。
密度は?鉄が重くて木は軽い、浮くから。
体積は?底面積✕高さ
知識は完璧だな。
じゃ、入試問題をやってみよう!
撃沈。
浮力、図形の面積、体積、密度
組み合わさる本番の問題は撃沈。
映像授業は人件費かからず、
やっている塾は多いのですが
今の共通テストのような、
基礎知識を組み合わせて複雑化させたような問題には
対処出来ないようだ。
少なくとも弱い。
あの壁を乗り越えるには、やはり人の氣の力がいるのではなかろうか。
教室で中学受験をする生徒は、
多くても週2日✕90分の授業で、結果を出してくる。
短時間で大丈夫なのは、
これ「1回の授業で伝わる氣の量」だと思うんですね。
映像って、氣は伝わらないんですよね。
集中して考えるという行動を実行出来るようにするには、
お手本を示してあげないといけないと思うんです。
その子の能力以上のものを引き出すには、
映像だけでは無理なのかな
と思いました。
4〜5年感じていることなので、
確信に近いと思います。