多種多様な人材がいる環境って保たれるのか?
2023.09.16
神奈川県横浜市の中学受験は、地理的に選択肢が多い。
東京の中学校も視野に入れることが出来ます。
それゆえに小学校によっては「クラスの半分が中学受験をする」というようなことも普通にある。
そうなってくると「公立中学校で、多種多様な人材がいる環境って保たれるのか?」
神奈川県の場合、他県とちがい、ここが問題になってきます。
埼玉県や千葉県の中学受験の場合、
ある程度、受験校が限られてくるのと
地域に1校くらい、進学実績のよい公立高校がある。
「千葉だと(船橋)(東葛飾)(県千葉)(佐倉)(木更津)など」
「埼玉では(浦和)(大宮)(川越)(春日部)(浦和一女)(川越女子)(熊谷)など」
公立高校の進学実績が良いので、中学受験という選択肢をとる生徒は神奈川県ほどは多くない。
もちろんエリアによっては多い地域もありますけど、
県内全域で見てみると中学受験をする割合は低いと思います。
東京は、中学受験熱が高いエリアと低いエリアがはっきりしていますが、
だいたい地域に1つは、進学実績のよい公立高校や公立中高一貫校があります。
神奈川県の場合、公立高校の進学実績は二極集中のような状況になっています。
成績内申点がオール5近くないと、こうした進学校には合格しにくい。
こうした事情もあり、
中学受験の選択肢が多いこともあり、
横浜北部では、中学受験を目指す生徒が多い。
「公立小学校→公立中学校」と進学するときに、多くの生徒が抜けていく。
「多種多様な人材がいる環境って保たれるのか?」
そこが他県と状況のちがってくるところだと思います。