久々に高校入試問題を解いて
2023.06.22
高校受験の入試問題を、久々に解いたのですが
最良の策は、問題の出題パターンを覚えてしまうこと。
学習範囲が狭いので、難しくする手法としては、問題文を面倒で難解なものにする。
読み取りが大変。
そこで差がつく。
大学受験は学習範囲が広すぎるので、出題パターンを覚える作戦では、合格できる大学は限られる。
総合型入試だって、適当な準備ではまず合格できない。アドミッションポリシーを知らなかったらまずアウト。
高校受験は繰り返しのパターン演習で結果が出せるけど、
大学受験は無理だということ。
どうしても「自力で解決してやる!」のような能力がいる。
公教育はこれを育てているとは、正直思えないのです。
日本が停滞し衰退していったのは、
公教育の「考えさせることをさせない」という、見えにくい指導方針のせいではないかと思ってしまう。
いまの文科省はやってる風は見せるけど、実際に出てくる改善策は、「現場を知らないな」というものばかり。
高校はその子が自力で一生懸命やった結果であればいい。
簡単な中学校内容で「次、何したらいいですか?」
のような指導を受けていたら、
はるかに難しい高校内容を「自分でやろう!」なんて無理。
そうした指導を10〜15歳の多感な時期に受けさせられていたらまず無理。
久々に高校入試の問題を解く。
大学受験指導をしていると、結局、ここに行きつくよねと思ってしまいました。
受け身でいるのと、自ら解決するのと、見ためにはわかりにくい微妙な違い。
受け身で授業をされてきたんだろうな、というのは3分でわかります。