中学受験は量より質で
2022.06.14中学受験の指導を長くやっていると、さまざまなテキストと巡り合い、さまざまな中学校の過去問と向き合うわけですが、
教室は集団指導ではないので、大手集団塾がやっているような指導法(出来る子が生き残る)なんかやってしまったら
「絶対に結果が出せない」ことがわかるので
「自分で解決する力」を育てて成功体験を積み自信をつけていきます。
私は算数と理科を担当することが多いので、算数で一例をあげると
以下は3と5の倍数を抜き出したものです。
3,5,6,9,10,12,15,18,20,21,24,25,27,30,・・・・・99,100,102
最後の102は何番目ですか?
解答は
15で割った余りは{3,5,6,9,10,12,0}だから7個の周期になっている。
102÷15=6余り12 より、7周期目の6番目だから、7✕6+6=48番目
これだと???の生徒が大半。最近の入試問題はパターン暗記で来る生徒を嫌うので
途中の24が抜けていたりのような条件が加えられることも多いため
解くスタンスとしては「根性で数える」の方が良いです。
模範解答のような、スマートな解き方は「ものに出来なかったらすぐ忘れ、プレッシャーがかかる本番ではまず使えません」
集団では自慢出来て、出来る子の自信を強固にすることはあると思いますが、大半の生徒には無用です。
このくらいであれば、全部数えてもOK。
1000を超えるようであれば、「3と5の倍数のときは、どうするんだっけ?」の一言で、ミスなく数えていくようにします。
ここで「余りの規則」と「植木算の考え方」を使えばといえば勝手にやっていくようになります。
根性で数えるので「インクをこぼして見えなくなった数字は数えません!」のようにひねられても大丈夫です。
まず、自力でやっていける自信をつけないと「算数の問題を暗算で一気に解いていくようなことは起きません」
そこまでいかなくても「自分でやっていける自信をつけることは、この先の人生にとっても大いに有益です」
パターン解法を覚えてスマートに解くというのは、肝心なプレッシャーのかかる場面では使えません、小学生ならばなおのことです。
いま6年生で、偏差値50をいったりきたりでは安定感に乏しいです。
いま6月中旬、2月の本番まで7か月あるので、まだギリギリ難関中学(香蘭、横浜共立、サレジオあたり)合格のチャンスはあります。
あと1人だけお受けすることが出来ます。
もちろん小4、小5で中学受験を考えている方も大歓迎です。
週2日で1日90分の授業で難関中へ導きます。
いまの小6生も習い事は続けていて、暇人とか言われていますが、模試の偏差値はいつも60くらいあります。
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